バリアフリー工事
押さえておきたいバリアフリーリフォームのポイント
体が不自由になると、わずかな段差でも暮らしに大きな影響を与えると言われています。高齢になるにつれて、確実に身体機能は衰えていきます。筋力の低下に伴い、転びやすくなり、骨折しやすくなっていきます。歩幅が狭くなり、足を上げる力が低下するため、今は何の不自由も感じない階段の上り下りが大きな負担になってしまいます。住み慣れたお家が段々生活が不便になっていくと悲しいですね。そうなる前にバリアフリーリフォームの押さえておきたいポイントをご紹介させていただきます。
浴室
浴室では、足を滑らせて転倒したり、浴槽内で溺れる事故が多く発生しています。浴室は、心も体もリラックスできる場所。ほっと一息つけるよう安心できるような設備が主に下記の3点と言われております。その他、冬などの寒い時期には、「ヒートショック」にも気をつけなければなりません。脱衣所や浴室の温度管理も大事とされています。

段差のない出入り口

浴槽内手すり

段差の少ない浴槽
玄関・アプローチ
玄関アプローチや部屋の境など、住宅内にはどうしても段差が発生してきます。必要な箇所にはスロープを設置するなど、段差を解消することが大切です。高齢者だけではなく、妊婦さんや幼児にとっても、段差がないことは安心のできる要素になってきます。

段差のないアプローチ

玄関収納いす

引き戸の玄関扉
階段・廊下
多くの住宅が、階段への手すり設置を優先させます。
廊下や階段の場合、ただ設置すれば良いというわけではなく、利き手の問題もあるため、両側に設置することが理想といえます。

廊下手すり

階段手すり

フットライト
補助・減税
介護保険制度では要介護者または要支援者がバリアフリー工事を実施する場合に、保険によりその費用が支給されます。
受給に関しては、以下の条件を満たす方が対象になります。
・要介護認定で「要支援・要介護」と認定されていること。
・改修する住宅の住所が被保険者証の住所と同一で、本人が実際に居住していること。
・助成額の限度は工事費用最高20万円(支給額18万円)*工事費の9割を保険から支給。
地方自治体の補助金も活用しよう
各自治体ごとに、申請できる条件は異なりますが、ほとんどの自治体で補助をうけることができます。
■白山市
■川北町
■能美市
■金沢市